日本とは大違い! 海外の就職事情

日本では新卒で就職をする場合、3月に卒業した学生が4月に入社をするのが一般的ですが、海外では少し事情が違います。なんと、3月以外の時期に卒業する国の方が多いと言われているのです。

例えば、アメリカは6月、韓国は2月、中国は7月が卒業シーズンであり、それから就職となります。日本とはまったく違うスタイルであることがわかります。またベトナムやイタリアに関しては、個人個人で時期が異なるため、一斉に就職活動をして、一斉に新社会人として旅立っていく……という感覚は薄いようです。

現在、日本では2008年に政府が発表した「留学生30万人計画」に基づき、年々外国人の留学生が増え続けている状況です。こうした背景もあって、割合的には少数ですが、留学生の採用を進めている企業においても、4月以外の月に外国人の就職活動、新卒入社を受け入れることがあるのです。

これからは多角的に物事をみて進む企業が台頭していく時代です。いつまでも、”なんとなく”の形式を守り続けていては前へは進めなくなります。他の企業に淘汰される前に、外国人の採用体制を整えて、4月以外の月に新卒者を受け入れられるようギアチェンジしていかなければなりません。

日本在住の留学生でも3月卒業とは限らない

数年前に比べて、他国から来日して日本の大学や専門学校に通う「留学生」が急増しています。実際に日本の大学や専門学校では、希望した講義を英語で受けられる学校がありますし、留学生が学びやすい環境がどんどん拡大している状況です。

その一環として、海外の卒業時期に合わせて9月に留学生を受け入れる専門学校や大学、さらには大学院が増加傾向にあります。このことから、3月に卒業……ということが当たり前ではなくなり、必然的に卒業の時期が多様化しているのです。

また留学生は、入学前に来日して大学などを直接受験する場合と、まずは日本語学校で、ある程度の日本語を学び、大学や専門学校に進学するケースがあります。日本語学校は3月、6月、9月、12月の四半期ごとにクラスを作るのが一般的なので、やはり就職活動をする時期はまちまちです。

3月以外に卒業した留学生は、上述したような4月受け入れにこだわらない企業へ就職することになります。

日本語学校を卒業してそのまま就職する場合も

日本語学校では、幅広いレベルに合わせたコースが設けられているのが特徴です。能力を査定する方法は様々ありますが、日本語能力検定を取得していくのが一般的といえるでしょう。

留学生が日本語学校で学べる期間は最長で2年と決められています。ゼロから日本語を学ぶ場合と自国である程度勉強してきた留学生とでは少し差がありますが、約1年で「N3(日常的な日本語を理解できる)」を取得し、残りの期間で「N2(自然に近い会話スピードで内容が理解できる)」「N1(講義やニュースなど幅広い場面で使用する日本語を理解できる)」などのレベルを目指すのが基本的な流れとなります。

日本語を習得する上で難しいのが”漢字”ですが、中国など漢字に親しみがある国の出身者であれば、最長2年という短い期間でも平均してN2レベルを取得できると言われています。また日本語学校では語学以外に、日本の生活に欠かせないルールやマナーなどを多角的に学ぶことができるため、進学せずにそのまま就職してもスムーズに生活に馴染めるのが特徴です。

まとめ:採用時期を見直すメリット

日本の企業にとって、4月以外に新入社員を受け入れることは、まだ珍しいケースではあります。しかし、こうした留学生は”卒業時期が違うだけ”で、一定の学歴を持つ優秀な人材です。卒業の時期が違うからといって就職を希望する留学生を逃すのは非常にもったいなのではないでしょうか。

また入国管理局への留学ビザから就労ビザの変更申請は3ヶ月前から行えるので、9月卒業の場合は6月から変更申請が可能となります。6〜7月は特に落ち着いた時期にさしかかる企業も多いので、申請フォローもしやすいでしょう。これを期に就職採用の時期を見直してみてはいかがでしょうか?

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