卒業後も就活はできる?留学生の新卒採用で企業が心得ておくべきこと

2019/09/26

  • 工場倉庫の外国人・留学生採用

留学生の就職活動の流れとは

毎年4月頃になると日本人同様多くの留学生が企業に就職します。しかし、留学生が企業で働くためには資格の変更が必要です。特に企業へ入社する直前の2月~3月は、留学用のビザから「就労ビザ」へ変更する手続きをするため入国管理局が非常に混雑する時期ともいえます。

留学生が国内企業の新入社員として働くためには、もちろん就職活動をせねばなりません。ここでは、留学生の就職活動について学生側と企業側で何をするべきかを説明します。さらには働き先の企業が見つからず卒業を迎えてしまった外国人留学生が、就職活動を続けるための方法も紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

卒業後も就職活動を続けるためには

日本の大学を卒業したり、専門学校で専門士の称号を得た留学生が、そのまま日本国内の企業に就職することは往々にしてあります。しかし、残念ながら就職先が見つからずに、卒業後も日本に残って就職活動を続ける留学生もいます。その場合は入国管理局にて、留学ビザから特定活動ビザへの変更手続きを行う必要があります。

対象は、大学(短期大学や大学院を含む)や専門学校を卒業した者で、かつ卒業前から行っている就職活動を続けるために日本への在留を希望する外国人です。もちろん、学校からの推薦状が必要であったり、専門過程における修得内容(技術、人文知識など)が就労に係るいずれかの在留資格に該当する活動との関連性などいくつかの条件を満たさなければなりません。

条件を満たし申請が認められた場合、留学生は卒業後も引き続き6か月間、日本で就職活動を行えます。また特定活動ビザは1度だけ更新が可能なので、最長で1年間の猶予があるということになります。

企業側は採用にかける時間を考慮しよう

いくら人材不足といえど、日本人の学生ですら採用を勝ち取るのが困難な時代です。それが留学生となれば、なおさら採用のチャンスをつかむのは難しいでしょう。留学生は選べる職種にも限りがありますから、希望にマッチングする企業で採用されるには相当な努力と時間が必要なのです。

とはいえ就職が決まらなかった留学生は、卒業後に特定活動ビザに切り替えたとしても最長1年間という短い猶予しか残されていません。留学生の採用を考えている企業は、採用にかける時間にも配慮すべきでしょう。

また卒業後1年以内に採用が決まっても、そこで安心できるわけではありません。留学生を採用した場合、就労ビザへの切り替えが必要になります。当然、切り替えには一定の期間がかかります。「もう申請しているのだから」とビザの切り替えが完了する前に留学生を働かせてしまうと不法就労助長罪の対象となる場合があります。
入社までに間に合わなかった場合、申請が完了するまで業務には就かせられなくなりますので気を付けましょう。

入社までの期間が空いてしまったら

卒業後に特定活動ビザを取得して就職活動をしていた留学生を12月に採用したが、入社は4月にしてほしい。そうした場合、1年の猶予があるのだから問題ない…というわけではありませんのでご注意ください。

実は特定活動ビザを取得して就職活動をしている留学生は、内定が出た時点で「就職活動」という名目での特定活動に該当しなくなるのです。入社日までの4か月間は「内定待機」という目的の特定活動ビザに該当しますので、採用担当者は留学生にきちんと申請するようアナウンスしましょう。

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