はじめに

日本には世界でも有数の観光地があり、外国人の観光客が年々増加しています。そうしたインバウンド需要に対応すべく、日本企業は外国人の雇用の必要性を感じており、様々な国の外国人を採用する動きが目立ち始めています。

しかしその一方で、日本企業は外国人の採用実績が少なく、上手く採用できないといった悩みを抱えているケースも少なくありません。今回は、どんな面接を行うと外国人にとって魅力的な企業となれるのかをご紹介しています。

1、食事をしながらのランチ面接

外国人の採用は、文化や言語などに違いがあるため、スムーズに運ばないことが少なくありません。また、思想や生活習慣などに違いがある彼らを雇用する場合は、受入れ側である企業との相性が重要なポイントとなるでしょう。その相性を見る上で効果的なのが、仕事をする際の関係者同士で楽しむランチやディナーです。

食事をしながらの面接は、一般的な面接と比べてリラックスできる状況を生み出しやすいと言えます。「日本の食事のなかで好きなものは?」など、どんな方でも話しの糸口が見つけやすく、外国人本人の素の姿が見やすくなるため一緒に働く感覚も実感しやすいはずです。

またランチやディナーなら、面接を受ける外国人にとっても、一度の面接だけでは分からない特性や思考などの確認がしやすいはずです。これから働くことになるかもしれない仲間との相性や雰囲気などを実感できる面接は、大きな決め手となるでしょう。

2、一緒に働いて見極める体験入社

有能な人材を確保するために、ランチやディナー以上に効果的なのが体験入社です。現在は、学生のみならず中途入社社員に対しても「インターンシップ」というスタイルを取る日本企業が多くなってきています。

インターンシップと言えば、数か月単位での期間をイメージされるかと思います。もちろん期間が長いと雇用する安心感は増しますが、ミスマッチを防ぐという目的であれば1日~2日などでも効果はあるはずです。

面接だけでは伝わり難い業務の内容や企業の雰囲気、働く人の表情などが実際に見られますので、外国人のモチベーションは大きく変化するでしょう。そのぶん早期退職などのリスクの軽減にも繋がります。

能力の高いグローバルな人材を採用するためには、企業の魅力をどれだけ伝えられるかがポイントとなります。採用の際は体験入社やインターンシップの機会を設けてアピールすることをおすすめします。

3、面接でお茶をだすだけでも変化あり

外国人が日本での就労を希望する場合の情報源として利用するのが企業のホームページや求人情報ですが、その情報は画一的で内容が十分に伝わらないことも少なくないようです。

そのため、就労を希望する外国人の要望として多いのが、実際に働いている社員の方に話を聞ける機会が欲しいということです。

企業にとって面接は限られた時間の中で適正を見抜くことが目的ですが、形式ばった質問ばかりでは外国人のニーズは満たせません。

そこで、おすすめしたいのが面接のはじめにお茶やコーヒーを飲みながら少し雑談をする時間つくることです。実際に先輩になる方が同席できればさらに良いでしょう。
そうすることでカジュアルな雰囲気で面接進められるので、外国人の姿勢も積極的になり、双方にとって良い面接になる傾向があります。

大切なのは外国人が”ここで働きたい”と思えること

グローバル化が進む現在、語学力や専門性に加え国際感覚を持っている外国人人材は多くの企業から求められています。そんな中、せっかく採用してもすぐに辞めてしまった…という声も良く耳にします。辞めてしまう原因の多くはミスマッチでしょう。

日本企業の採用担当者は多くの場合、人材を選んで採用しているという意識が強い傾向にありますが、国際感覚の高い外国人の採用をする際には少し注意が必要です。海外では労働契約という意識が高く、スキルの高い人材ほど、自分にとってのメリットを求めます。つまり自分で企業を選ぶという感覚が強いのです。

カジュアルな面接や体験入社は、採用予定の外国人がそのメリットを感じるきっかけとなるはずです。優秀な外国人を求める企業ほど、必要な方法ではないかと思います。

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