コロナ禍における外国人採用と3カ国の出入国の現状

最終更新日:2020年10月12日 執筆日:2020年08月24日

世界的に感染が広がっている、新型コロナウイルスの影響により日本国内でも外国人労働者、留学生の出入国・外国人採用への大きな影響がでております。その中でも今回はベトナム、ミャンマー、インドネシアについての現状と外国人採用の状況についてお伝えいたします。

※情報は全て20年7月27日(月)時点の情報です
※最新の情報は各省庁や各大使館のホームページをご確認ください

3カ国の出入国の現状について

【ベトナム】
ベトナムから日本 

  • 出国制限:駐在員や技能実習生など「長期滞在者」の入国解禁
  • 渡航制限:ベトナム航空は8月末まで運行休止予定、ANAは8月からホーチミン市―羽田便再開予定
  • 入国制限: 入国に制限がある状態。

日本からベトナム 

  • 渡航制限:7月1日からビザ発給受付開始 
  • 入国制限:制限が緩和されビジネス関係者440人の日本人が入国
    ※入国できたとしても、2週間隔離措置あり

【ミャンマー】
ミャンマーから日本

  • 出国制限:7月中は出国できない状態で、8月以降の情報も現状不明。
  • 渡航制限:ANAは7月も運休予定(直行便はANAのみ)
  • 入国制限:入国に制限がある状態。
    ※入国できたとしても、2週間隔離措置あり

日本からミャンマー 
国際線旅客機の着陸禁止措置が7月31日まで継続されるため、入国不可。

【インドネシア】
インドネシアから日本

  • 出国制限:インドネシア人の出国を原則禁止。
  • 渡航制限:ガルーダ・インドネシア航空で一部便運航中
  • 入国制限:入国に制限がある状態
    ※入国できたとしても、2週間隔離措置あり

日本からインドネシア 
原則としてインドネシア入国及びインドネシアでのトランジット禁止の為入国不可。例外として、一時滞在許可(KITAS)・定住許可(KITAP)を保持する外国人、外交・公用査証保持者、医療・食料関係者等は条件付きで入国許可。

外国人採用状況について

コロナ禍における現在は外国人採用を中断している企業もあれば、入国制限等はあるものの将来的な観点から外国人採用を進めている企業も多くおります。出国等の制限はあるものの、各国内での活動は開始されており、日本を含め各国内での採用活動は行われております。

技能実習や特定技能に関しては、一部の地域である程度新型コロナウイルスの感染が抑えられたとしても、各国の感染状況によっては長期的に入国ができない可能性があります。

また通常の受入れが可能になっても、一斉に入出国許可申請を開始することが予想され、入出国に時間を要する可能性もあります。既に面接を実施済みで入国を待っている方や、これから受け入れを検討されている事業所には、受入れまでに通常よりも時間がかかる可能性が考えられます。各国ともに入国・出国の制限解除のタイミングを待ちながら採用の活動を続けている状況です。

また国内にいる外国人留学生についても今後も日本で働きたいと、95%を超える外国人留学生が今後も日本での就業を希望している事も以下のアンケートから分かっております。

図)Qコロナ後の就職意欲について
参考 https://saponet.mynavi.jp/release/student/foreignsyuusyoku/foreign-syuukatu/

外国人求人の募集方法について

求人広告の活用

外国語のポータルサイトからの募集や各種求人広告や求人サービスを活用しての集客や、
海外展開している求人サービス(LinkedIn、Indeed、wantedlyなど)を活用しての
スカウト活動を行ったりする事も可能です。

教育機関からの紹介

専門学校・大学(大学院)の中には外国人留学生の就職支援を
行っている教育機関も少なくありません。
各教育機関の就職課などと協力をして募集を行ったりする事も可能です。

公的機関の活用

ハローワークや外国人雇用サービスセンターなどの
公的機関を通して採用をする方法もあります。

人材会社の活用

高度人材・特定技能・技能実習生などの専門性が高い求人の募集に関しては、
人材会社に依頼しての集客が効果的です。

面接方法について

コロナ禍において、海外出張・国内出張を自粛している企業が多くある中で数多くの企業が導入しているのがWEB面接での選考実施になります。WEB面接の実施により、国外にいる就業希望者に対しても選考を進めていく事が可能です。下記、メリット、デメリット、注意点をあげていきます。

WEB面接のメリット

  • 遠方の人材をコストをかけずに面接可能
    特に海外にいる人材を面接する際には渡航費・宿泊費・現地での生活費などどうしても費用がかさんでしまいます。そういった面接をWEB面接で代替できると、非常に大きな経費削減となります。

WEB面接のデメリット

  • 雰囲気が伝わりにくい
    画面越しでの実施になるので、表情などの雰囲気を感じにくくなります。職場見学などの実施を考えている場合にも同様に口頭や動画などの説明になるので、より伝わる工夫をしなければなりません。

WEB面接実施の注意点

  • 通信環境の影響が少ない場所での実施
    特に海外に在住の方と面談を実施の際には通信環境の影響で、面接がうまく実施できない可能性があります。オフィスで実施できないケースでも、自宅などの比較的安定度の高い回線での実施をを行うよう注意しましょう。
  • 静かな場所での実施・メモを取る際のタイピング音
    比較的マイクの集音性能が高い為、音声を拾う範囲が広くなっております。その為、オープンスペースなどの賑やかな場所で面接を行うと相手側が聞き取りにくくなる可能性があります。また、タイピング音も相手に伝わり、不安感を与えてしまう場合があります。事前に了承を取るか、メモをPCではなく紙やタイピング不要のツールを利用するなどの求職者への配慮も大切になります。
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